男性はミスコンテストになじむのか。2つのミスコンテスト、独身女性のみの「ミスあきたこまち」と、既婚者・男性もOKの「NARA コンシェルジェ」(奈良)。
2つのミスコンテストのお話をします。
こちらは「ミスあきたこまち」です。皆さん秋田らしい衣装ですね。
この「ミスあきたこまち」は、募集条件として独身の女性のみ。18歳以上ただし高校生除く、となっていて、伝統的というか、これまでのミスコンテストと変わらない募集条件となっています。
仕事は、秋田の農産物のPR。主催はJA秋田です。
活躍していただきたいですね。
そしてこちらは「NARA CITY コンシェルジュ」。
奈良市の観光PRなどに従事します。
かなり以前は、奈良観光大使やミス奈良の名称でしたが、19年からNARA CITY コンシェルジュと名前を変えました。
毎年3人の方が選ばれます。
実はこの「NARA CITY コンシェルジュ」は02年には、すでに男性の応募も可能としていました。
さらに、いつからかは解りませんが、既婚者の応募も可能となっています。既婚者でいいのならば「ミス」という名称はどうかという意見が市議会などから上がり、今の名称になった経緯があります。
とはいえ、これまで選ばれたのは女性しかおらず、それも大学生くらいの年齢の方ばかりです。男性が選ばれたことは過去1度もありません。
これは、意識してそうしているのではなく、そういう年齢で、なおかつ女性からしか応募が無いのが実情だとのこと。
男性の応募者は、過去数人しかおらず、選べないというのが本当のところのようです。
男性を対象としたミスターコンテストは、大学などでは最近増えてきました。ミスターキャンパスというイベントもよく聞きます。
こちらは2021年のミス青学と同時開催の、ミスター青学です。
しかし、話を聞いてみると、ミスターキャンパスも出場者を確保するのに苦労しているのが実情のようです。
男性は、美を競うコンテストなどに出たがらないのです。
理由はいろいろあるでしょうが、男らしさの一つの形として、筋肉質でマッチョであるというものがあり、そういう男性は、ミスターコンテストのような「チャラい」イベントを見下しているのかもしれません。
結局、ミスコンテストは女性だけのもの。そういうことになるのかもしれませんね。