トランスジェンダーの出場者がミスコンテストに出場 女に生まれた歓びとは
最近の流行語のようになっているのが、LGBTやトランスジェンダーという言葉。
初めてのことではないですが、ミスコンテストにトランスジェンダー「女性」が出場し、入賞を果たしました。
アメリカ・ネバダ州で行われた、ミス・ネバダ・USAのコンテスト。
優勝したのはカタルナ・エンリケスさん(27)です。元男性でした。
きれいな人ですね・
ミスコンテストではないですが、世界的にはモデルやタレントとして活動する、トランスジェンダー女性も珍しくはない時代になっています。
リア・Tさん。モデルとして活躍してます。元男性です。
カルメン・カレラさん。アメリカでタレントとして活動している方。元男性。
全ての人が、その属性によって差別されず、活動できることは歓迎すべきことです。
そういう意味で、これは良い傾向だとは思います。
しかし、ミスコンテストとしては、いささか困った事態だとも考えます。
元男性を、もともとの女性と同等に扱っていいものか、ということです。
スポーツの世界では、トランスジェンダー女性を女子選手として受け入れることに批判的な意見もあります。
もともと体は男性なので、身体能力の点で、女子選手に比べてアドバンテージがあるわけです。こういう選手を女子選手と同等に扱うのは、フェアと言えるのかどうか。
そういう批判が出ているのです。
こういう例があります。
トランスジェンダーの女性パワーリフティング選手が、この選手が、大会時に男性であったと判断されたため、世界タイトルを剥奪されました。
メアリー・グレゴリーさん。元男性です。
これに一部の女性アスリートが反発しました。
イギリスの元オリンピック選手シャロン・デイビスさんは、自身のTwitterに、「男性の身体と生理機能を持ったトランスジェンダーの女性選手がアメリカの大会で優勝し、世界記録を更新しました。女性の身体を持つ女性は太刀打ちできない。無意味で不公平な戦いになります。」
と意見表明したのです。
ミスコンテストはスポーツとは違いますが、同じような問題を抱えることになります。
元男性をもともとの女性と同等に扱うことが出来るのか。それははたしてフェアなことなのか。
今のところ、ミスコンテストの場で、元男性が有利になる状況はあまり考えられません。しかし、いろいろな条件が違ってくるのは間違いありません。今後必ず大きな問題となるでしょう。
ミスコンテストとしては悩ましいところです。
本来、ミスコンテストは「女に生まれた歓び」を表現する場だと考えるからです。
女に生まれた嬉しさ。
女性ならではの美しさ。