ヒジャブで髪をおおったミス・ナイジェリア
コロナ禍のおかげで、グローバル規模で甚大な影響を受けたミスコンテスト。
2022年に入って収束傾向の中、再開しつつあります。
この方はミスナイジェリア。Shatu Garkoさん。2021年度、第44代のミスナイジェリアです。年齢は18歳とか。
頭に巻いているのはヒジャブというもの。イスラム女性ならば巻いている人が多く、日本でもイスラム系の人が付けているのを見ることがあります。
イスラムの伝統で、女性は髪を隠すものとされていて、これを巻いているのです。
なお、ナイジェリアはアフリカの中央部にある国。人口は約2億人で、その半数はイスラム教徒と言われています。
実は、Shatu Garkoさんはこのヒジャブのモデルをの仕事をしているとか。ヒジャブも皆同じではなく、ファッションの要素があるようで、彼女はそのモデルなのです。
なので、Shatu Garkoさんは、ヒジャブを付けてミスナイジェリアに出場することにこだわったのです。
しかし、ミスナイジェリア事務局はヒジャブを着用しての出場に、難色を示したらしい。まあ、ヘアスタイルも女性の美しさの要素のひとつです。ヒジャブを着用したまま出場するなど、そもそも想定していなかったのでしょう。
これが2021年度のミスナイジェリア・ファイナリスト。誰もヒジャブなどつけていません。
しかし、Shatu Garkoさんはヒジャブにこだわりました。
ヒジャブはイスラム女性のシンボルであり、それを付けていても十分に美しいはずだと思ったのです。
そして見事にミスナイジェリアに選ばれました。
素晴らしいですね。
女性の美しさはさまざま。ドレスと水着、民族衣装ばかりではないということでしょう。
ちなみにこれがヒジャブをつけていないShatu Garkoさん。これはこれで美しい姿ですね。