ミスキャンパスが目立たなくなり、新しい大学生ミスコンテストの盛り上がり
ちょっと残念なことですが、大学で開催されるミスキャンパスがどんどん行われなくなっています。
たいてい、この秋のシーズンになると、各大学では学園祭が開かれます。そのメインイベントと言っていいのが、各大学のミスキャンパス。

それが実施されない大学が最近増えています。
これは各大学で、大学当局としてミスキャンパスを認めないとする大学が増えているからです。
多くのミスキャンパスは、その大学の広告研究会のようなサークルが主催して行われてきました。
これは、広告研究会にとって、イベントの企画やスポンサー探しまでやるのが実地の勉強になると考えてのことです。
しかし近年では、特に有名ブランド大学などでは、セクシャルハラスメントが行われたり、スポンサーから法外なお金が動いたりすることもあったようで、もともとの牧歌的でさわやかなイベントからかけ離れたものになってきていました。
大学としては困ったものだという認識がされるようになり、さらに近年の傾向として、女性に対するルッキズム批判なども加わり、大学としてミスキャンパスを認めないという風潮になりました。
今では、首都圏ならば早稲田大や明治大は、もともとかなり前からミスキャンパスをやっていません。
もっとも注目されるミスキャンパスが開催されていた青山学院大学では、今もミスミスター青山というミスコンテストがありますが、これにはわざわざ「青山学院大学とは関係ありません」とHPに注記されています。とはいえ、出場者はすべて青山学院大学の学生たちのようです。
もっともこの様子では、青学とは無関係の人が出場していてもわかりませ

https://miscolle.com/aoyama2025
このミス&ミスター青山に対しては、大学はかなり厳しい姿勢を取っていて「青山学院大学とは無関係であり、出場は自己責任で」との趣旨の声明を繰り返し出しています。
慶応義塾大学では、学生団体が主催のミスキャンパスが実行されています。どうも2種類の慶応関連のミスキャンパスがあるようです。
ミス慶応

Ms.KEIOコンテスト

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000164098.html
これも大学当局は「本学とは無関係です」との声明を出しています。いわば、学生が勝手にやっているイベントです、という意味なのでしょう。
このようにミスキャンパスは実施する大学がどんどん減り、実施されても大学とは無関係という形になっています。
面白いのは、ミス東大は例年何の問題もなく開催されています。トップ大学の貫禄といったところでしょうか。
ミスミスター東大

https://miscolle.com/tokyo2025
その替わりというわけでは無いでしょうが、一般団体が主催する大学生のみを対象としたミスコンテストが注目されています。
以下、ご紹介します。
FRESH CAMPUS CONTEST フレッシュキャンパスコンテスト(通称:フレキャン)
大学・短大・専門学校の新入生を対象としたミスコンテストです。

ミスユニバーシティ
女子大生と言っていますが、専門学校の在学生も出場しています。全国の大学・短大・専門学校生を対象としたミスコンテストです。

http://miss-japan.net/misscampus
これらは最近出来たわけではありませんが、ミスキャンパスが行われなくなってきたことで、注目度がアップしています。
たいへん盛り上がっているミスコンテストです。
出場者にとってはこちらのほうが好ましいかもしれません。もともと規模の小さい大学などでは、モスキャンパスは行われないことのほうが多かったので、そういう学校の在学生も、このミスコンテストなら応募できます。
セクハラのようなトラブルも無いものと思います。
大学生が企画・実行するミスキャンパスは、そもそも上手な運営が出来なくても当然といえば当然かもしれません。
大学の外で開催される学生対象のミスコンテストは、そのほうが好ましいものとも言えるでしょう。
様変わりする大学ミスコンテスト。いい方向に進むといいですね。







