2021年のミスユニバース世界大会は、盛大に開催されました。
2021年12月12日、イスラエルで例年通りミスユニバース世界大会が開催されました。
ミスユニバース世界大会 イスラエル大会
開催地は、イスラエルの紅海に面した港町エイラート。あまりなじみのない都市ですが、イスラエルの都市では唯一・紅海に面した街で、リゾート地でもあります。
もう去年になりますが、2021年のミスユニバース大会はさまざまな意味で話題になった大会になりました。
まず、新型コロナを克服して、各国代表が一か所に集合してのページェントとなったこと。
この写真は、イスラエルの「首都」エルサレムでの写真ですが、マスクをしているものの数十人が集合している写真で、こんなことが出来なかった、ここ2年ほどの状態を思うと、やっとここまできたかという感じです。
また、今までイスラエルでミスコンテスト世界大会が行われても、参加できなかった国から代表が来ました。
現在のイスラエルは、いくつかのアラブ諸国と国交を結んでいます。アラブ首長国連邦、バーレーン、モロッコ。
イスラエルとアラブ諸国は犬猿の仲で、今でも国交など結んでいない国がほとんどですが、それでも徐々によい方向に向かっている。その象徴ともいえるのがアラブ諸国代表なのでしょう。
まずモロッコ代表。Kawtar Benhalima さん。
次にバーレーン代表。 Manar Nadeem Deyani さん。
アラブ首長国連邦は、新型コロナを警戒して、今回は代表を送るのを断念したとのこと。
また、日本については、代表が来ていた変な衣装が話題になりました。
これがそれです。日本では屈辱的だ、などという声も上がりました。
まあ、これをデザインしたイスラエルのデザイナーは、「これは着物ではない。着物をモチーフにしたドレスです。」と言っていますが。
みたところ、着物というよりアニメのイメージに見えます。現代の日本のイメージはアニメですからね。
ちなみに、これはカメルーン代表の衣装。なんというか・・・
このような世界規模の大会には、政治的な影が差すのは、現代という時代の困った状況です。
今回のミスユニバース大会も、イスラエルという国の政治的理由により、代表を送らなかったり、代表者の国の一部の人から非難を浴びるということもあったようです。
国名は書きませんが、ある代表の言葉です。
「何百万人もの女性が世界の舞台に立ち、政府、政治、そして政治的議題ではなく、国民、国、文化を代表することを夢見ています。」
その通りですね。
最期に、今回大会で優勝したのはこの方。インド代表。Harnaaz Sandhu さん。
最近のインドは積極的に世界のミスコンテストに代表を送っていて、いい結果も出しています。
インドはひと昔前には、ミスコンテスト反対運動が起きて、反対派の過激な行動が世界的なニュースになることもありました。
インドもいい方向に向かっているのでしょう。
Harnaaz Sandhu さん