今、中国はミスコンテストが花盛り
最近の中国は悪いニュースが多い感じがします。ウィグル地区での人権問題や、新型コロナも中国が発祥と言われています。
ここでは、そんな中国のミスコンテスト事情を少し紹介してみましょう。
こちらは中国のミスキャンパスたち。
中国では国際的なミスコンテストが毎年数十回も開かれています。「国際的」というのは、世界各国から代表が集まるようなイベント、という意味です。
ミスコンテストには、オリンピックのIOC、万国博覧会の博覧会国際事務局(BIE)のような世界的な認定機関は無いので、いくらでも開けるのです。
中国の人たちも、国際的なミスコンテストはいったいいくつあるのかと、驚いているかもしれませんね(笑
これは2019丝路环球旅游小姐世界总决赛。シルクロード国際観光コンテスト世界大会。
真ん中の優勝者は中国代表、向かって左が準優勝ベネズエラ代表、右が三位の赤道ギニア代表。
今の中国は、日本の昔の高度成長期にあたり、観光などの目的で、注目を集めたいイベントの需要があります。
世界的にはほとんど無名の都市でも、ミスコンテストなど国際的なイベントと称する催しがどんどん開かれているのが、今の中国です。
これは、ミス・インターナショナル中国大会。
国際的ミスコンテストと言うからには、各国代表がいて、日本代表がいるミスコンテストも少なく無いはず。
しかし、日本で選考会が行われているという話は、ほとんど聞きません。
実のところ、これらもミスコンテストでは海外代表は、その国にいる在外中国人、または中国国内にいる外国人が、代表として出場していることが多いと言われています。
それはインチキではないか、と思ってしまうかもしれません。
しかし、中国は多民族を国内に内包する国家であり、また何千年も前から外国に中国人が住んでいて、その人たちは華僑と呼ばれています。
中国国内にいる人は皆中国人であり、さらに中国人は世界中にいるのです。
中国人にとって人種だの国籍だのという感覚は、日本人とは違うのかもしれません。
こちらは、ミスインターナショナル日本、2017年度3位の文室理恵さん。
母親は中国の回族の方で、小学校は中国で過ごし、当時は中国傳媒大学(北京)の学生。
中国語・日本語ともにネイティブレベルとか。
ミスミャンマー代表が涙で訴えたのは、ミスグランドインターナショナル・コンテスト
ミャンマー情勢が連日のように伝えられています。
軍によるクーデターの下、反対派の国民に容赦のない暴力を振るい、多数の死傷者が出ているとか。さらに隣国タイに逃げ込んだ少数民族の難民が出ているなど、今の時点で、情勢のゆくえはわかりません。
そんな中、世界的ミスコンテストに出場中のミャンマー代表のハン・レイさんが、「自分の国が大変なことになっている。自分はここでこんなことをしていていいのか。」と、涙ながらに世界に支援を訴えたことも、大きなニュースになりました。
この記事では、そのミスコンテストについて書いてみたいと思います。
このミスコンテストは、ミスグランドインターナショナル。
このURLがそれです。
ミスグランドインターナショナルは、比較的歴史の新しいミスコンテストですが、急速に規模を拡大しています。
もともと、タイでミスワールドなどを主催していた、Nawat Itsaragrisilさんが中心となって立ち上げたもの。
この方がNawat Itsaragrisil さん。 ナワット・イタラグリシルと発音するようです。
もともと、ミスワールド・タイ大会などのプロデューサーをしていた方のようですが、ミスワールドの仕事を降りた翌年、2013年にミスグランドインターナショナルのメインプロデューサーとして、この大会を始めました。
なので第1回目からまだ10年経っていないのです。
最初は、参加者も参加国も少なかったようですが、今では、アメリカやヨーロッパからも代表が来るようになり、堂々たる世界的ミスコンテストに成長しています。
開催地も、バンコクばかりだったのが、ラスベガスやベネズエラのカラカスなどでも、開催しています。
なお、参加条件に「生まれながらの女性であること」という項目が入っているのは、タイらしいというか、今の時代ならではでしょうか。
今年、2021年度の開催地はバンコクで。
いわば、タイ発祥の世界的ミスコンテスということで、タイの観光業界も応援しているようです。
それぞれの国ではミスグランドとだけ呼ばれ、国ごとに代表選出大会を開催し、世界大会では語尾にインターナショナルとつく大会となります。
今年の日本代表は、佐治瑠璃さん。
大学生で、実家は1300年続く神社とかで、将来は宮司になりたいとのこと。
佐治瑠璃さん。動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=iVo52TajCMo
ちょっとうがった見方ですが、ミスアースというコンテストがあり、日本からも代表が送られています。
実はこれ、フィリピン発祥のミスコンテスト。予想外と言っては悪いかもしれませんが、かなり大規模なミスコンテストで、世界的なイベントに、急速に成長しました。
今は参加国数もミスユニバースやミスワールドをしのぎ、世界4大ミスコンテストと称しても違和感がありません。
東南アジア諸国は国ごとに張り合う風潮があります。
フィリピンでそれだけのものが出来たのなら、わがタイでも、という対抗意識がこのミスグランドインターナショナル・コンテストを育てたのかもしれません。
となれば、同じようにミスコンテストの盛んなベトナムやカンボジアからも、新しいミスコンテストが始まるかもしれませんね。
ミスアースコンテスト
ミャンマー代表のハン・レイさんが、笑顔しか見せないように、早くなることを願っています。
アジア系やアフリカ系が活躍しはじめた世界のミスコンテスト
Miss Grand International, MGIというミスコンテストが、ベネズエラで開催されました。
2019年度ですが、この年度はベネズエラ代表が選ばれました。
このミスコンテスト、アジア系や黒人などが目につきます。
その理由は、このMiss Grand International, MGIというミスコンテストは、始まったのが2013年と比較的新しく、しかも主催したのはタイ人です。
第一回もタイで開催されました。
この人が主催者。Nawat Itsaragrisilさん。
タイでは人気の司会者だとか。
日本からも代表を送っています。
湊谷亜斗林さん。2019年度日本代表。青森の出身だそうです。
このミスコンテストは、タイで設立されたせいではないでしょうが、やはりアジア系やアフリカ系の皆さんが多数出場しています。
グローバルのミスコンテストは、これまで白人の出場者が多く、優勝や上位入賞者は香白人が当たり前で、日本人がいい成績を残すと、それがニュースになるほどでした。
アジアやその他の地域からミスコンテストがはじまると、アジア系やアフリカ系の美女たちが活躍するのも珍しいことではなくなるでしょうね。
ちなみに上の写真は、インドネシア代表。かつてイスラム国であるインドネシアで、ミスコンテストに出場した女性が、逮捕された例がありました。
何の罪なのか知りませんが。それから考えると、時代は変わりました。
それからちょっと変わった、このMiss Grand International, MGIの出場条件。
「生まれながらの女性であること」
ニューハーフや性転換が普通に行われているタイ発祥らしい条件でしょうか。
ちなみにこの方はタイの男性です。
ミスアメリカは今年は開催されます。
ミスアメリカコンテストは、今年は開催されるようです。
昨年は中止になっていた、ミスアメリカコンテストですが、今年は新型コロナ対策を施したうえで開催となるようですね。
3月27日、ラスベガスで開催です。対策を施したとはいえ、盛大なものになるといいですね。
中止になっていたので、2019年のミスアメリカが2020年度も引き続きミスの任務を行っていたとのことです。もっともこの新型コロナ禍のもとでは、出来ることなどあまり無かったと推察できますが。
2019年、2020年のミスアメリカはこの方。
camille schrierさん。
2年もミスをやるなど、そうそうある経験ではないので、いいことだったと思いたいです、まあ本人も、そんなふうにポジティブに考えていることでしょう。
これに関して、話題を1つ。
今回のミスアメリカにトランスジェンダーの女性が参加を申し込んでしましたが、却下されたため裁判になっていました。
その判決が出たようです。上告するのかどうかはわかりませんが、いずれにしても今年のコンテストにはもう間に合いそうもありません。
この方です。名前はAnita Noelle Greenさん。
美しい方ですが男性です。心は女性というトランスジェンダーで、ミスアメリカに出たいとして裁判に至っていました。
判決理由は、このミスアメリカコンテストは公的なものではなく、あくまで民間の任意団体が主催したもの。
誰を出場させるかは、コンテスト主催者の判断に委ねられ、それは違法とはいえない、というものでした。
いわば、裁判所としては判断を控えたということでしょうか。
今は外科の技術も進歩していて、かつてのトランスジェンダーと比較するのも難しいところです。
ミスコンテストとしては、困難な判断を求められる時代になりました。
ホームページをリニューアルしました。
MissContest Gardenのホームページをリニューアルしました。今後ともよろしくお願いいたします。 |