武力衝突のイスラエル、そのミスコンテスト、ミスコン事情
イスラエル・パレスチナの武力衝突は、これを書いている時点で、収まる気配はありません。
相互にロケット弾攻撃と報復爆撃の応酬で、多数の犠牲者を出していると伝えられています。
一日も早い収拾と平和を祈るばかりです。
ここでは、その一方の国、イスラエルのミスコンテスト、ミスコン事情について、少し書いてみたいと思います。
ミス・イスラエルで一番有名な女性といえば、おそらくこの人。ガル・ガジェット。
ハリウッド女優として活躍しています。
代表作は、もちろん「ワンダーウーマン」でしょう。
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彼女は1985年4月30日、イスラエル生まれ。
18歳でミス・イスラエルに選ばれ、ミス・ユニバースにも出場しました。
その後、帰国して兵役につきました。
イスラエル国民は兵役の義務があり、それは女性にも適用されます。男女の扱いに違いは無いのです。
兵役の義務(徴兵制)がいまだに残っている国は、今ではあまり多くはありません。隣国の韓国が有名ですが、ほとんどの国では、有事の時のみだったりする場合が多いのです。
イスラエルの女性兵士
しかし世界でも、女性にも兵役の義務を課している国は珍しいのです。イスラエルは人口が900万人程度で、そのうち兵役対象となるユダヤ系人口は6~700万人程度とされます。
この人口で、十分な兵士の人数をそろえるには、女性も兵役につかせるしか無いというのが実情なのです。
イスラエルは準戦時状態にあるとされ、周囲は敵対するアラブ諸国に囲まれています。現在のような事実上の戦争状態になることも、しばしばあります。
そのため、女性兵士が実戦に参加することも、珍しくないと言われます。
男性兵士と共に軍務につくイスラエル女性兵士
ガル・ガジェットは、兵役についた後、アメリカ・ハリウッドに渡り、女優デビューしました。
ブレイクしたのは、この「ワンダーウーマン」で、女性兵士だった彼女のイメージにピッタリだったのです。
彼女も、兵役時代の経験が、ワンダーウーマンのキャラ作りに役立ったと言っています。
女性兵士のいる国イスラエルは、世界的にワンダーウーマンのイメージかあるようで、国際的ミスコンテストで、ワンダーウーマンのコスプレをする、イスラエル代表もいます。
ミスインターナショナル2017年、イスラエル代表のコスプレ。
ジェンダー平等の考えからすれば、女性兵士は歓迎されることなのかもしれませんし、ワンダーウーマンもとても面白い映画ですが、とにかく、今の武力衝突が収まり、イスラエル、パレスチナともに平和な時代になることを祈りたいです。
女性兵士たちも、こんな笑顔になりますように。
ミスコンテスト、ミスコン強豪国 ミスベネズエラ はこれからどうなるのか。
ミスコンテスト、ミスコンに興味がある方なら、南米にあるベネズエラという国が、ミスコンテストで素晴らしい結果を出し、「ミスコン強豪国」と呼ばれている、という話を聞いたこともあるかもしれません。
その通り。ベネズエラはミスコンテストで最多タイトルを獲得し、見事な結果を出しています。
ミスコンテストの結果は、
ミス・ユニバース 優勝7回
1979 • 1981 • 1986 • 1996 • 2008 • 2009 • 2013 年
ミス・ワールド 優勝6回
1955 • 1981 • 1984 • 1991 • 1995 • 2011 年
ミス・インターナショナル 優勝8回
1985 • 1997 • 2000 • 2003 • 2006 • 2010 • 2015 • 2018 年
ミス・アース 優勝2回
2005 • 2013 年
ミス・アースだけ少ないですが、これはミス・アース自体の歴史が浅いからです。
ミス・ベネズエラは 1位がミス・ユニバース、2位がミス・ワールド、3位がミス・インターナショナル、4位がミス・アース にベネズエラ代表として派遣されます。
近年の優勝者を見ると
ミス・ユニバース 2013年 優勝
マリア・ガブリエル・イスレルさん。
トランプ前大統領と。
当時はトランプさんは大統領ではありませんでしたが、この頃はミス・ユニバース世界大会の運営権はトランプ氏のもとにありました。
ミス・ワールド 2011 年 優勝
Ivian Sarcos イヴァン・サルコス さん と発音すればいいのかな。
水着で。
ミス・インターナショナル 2018年 優勝
Mariem Velazco マリエム・ベラスコ さん でしょうか。
こちらはカジュアルウェア。
ミス・アース 2013年 優勝
Alyz Henrich アリズ・ヘンリッツ さん。ドイツ系でしょうか。
こういうファンタジックな写真も。
まさに総ナメという感じです。
ミス・ベネズエラがこれほど素晴らしい結果を出せるのは、もちろんいろいろと力を入れているからでもありますが、それも1人の人が尽力している、ということではなく、組織的にミスコンテスト出場者の底上げを行っているからです。
なんとベネズエラには、ミスのための学校まであります。
正式な名称では無いようですか、beauty factoriesと呼ばれていて、つまり美女工場です。
こんな感じ。
なんと、大人からこんな子供まで生徒?にいます。
子供の頃からウォーキングの練習。そりゃミスコンでも優勝するでしょう。
結構、体育会系だったりする。
このbeauty factoriesには、各国から留学生も来ているようで、コロンビア、ブラジル、フィリピンなどから、ミスのファイナリストたちが、美女になるための勉強に来ているとのこと。
これは強豪国にもなりますよ。
これだけミスコンテストが文化として根付いているのは、うらやましい話です。
さて、そのベネズエラですが、治安の悪化が著しい。
経済状況は世界最悪とまで言われ、犯罪が多発しています。
独裁的な大統領と反大統領勢力との対立が激しく、上に出てきたトランプ前大統領は軍事介入まで示唆していました。
まさか、ミス・ユニバースを救出するために軍隊を送るのではないと思いますが。
・・・いや、本音はそうだったかもしれませんね。トランプさんのことだから。
一日も早く、治安が回復し、この笑顔が途絶えることがないことを祈ります。
かつて行われていた、ミス東京コンテスト
ミス東京コンテスト
かつての昭和の思い出です。ミス東京コンテストが行われていました。23区と各市群から代表が選ばれて、華やかに開催。
プレゼンターは東京都知事がやっていたようです。
当時の映像。昭和49年度は47人が出場していました。
こちらは昭和55年度。
昭和58年。この頃から映像がカラー化されています。
著作権の関係でフィルターがかかっていますが、ご容赦ください。
BGMがなんだか時代を感じさせます。
平成にはいった頃から実施されなくなりました。
スポンサーの中日新聞社(東京新聞を発行している)がスポンサーを降りたことが最大の理由ですが、この当時にわかに起こったミスコン批判を気にしたこともあったのでしょう。
もう昭和も終わり、令和になりました。私たちも「ミス令和の日本 コンテスト」を開催しています。
ミス東京も再開したいものですね。
今、中国はミスコンテストが花盛り
最近の中国は悪いニュースが多い感じがします。ウィグル地区での人権問題や、新型コロナも中国が発祥と言われています。
ここでは、そんな中国のミスコンテスト事情を少し紹介してみましょう。
こちらは中国のミスキャンパスたち。
中国では国際的なミスコンテストが毎年数十回も開かれています。「国際的」というのは、世界各国から代表が集まるようなイベント、という意味です。
ミスコンテストには、オリンピックのIOC、万国博覧会の博覧会国際事務局(BIE)のような世界的な認定機関は無いので、いくらでも開けるのです。
中国の人たちも、国際的なミスコンテストはいったいいくつあるのかと、驚いているかもしれませんね(笑
これは2019丝路环球旅游小姐世界总决赛。シルクロード国際観光コンテスト世界大会。
真ん中の優勝者は中国代表、向かって左が準優勝ベネズエラ代表、右が三位の赤道ギニア代表。
今の中国は、日本の昔の高度成長期にあたり、観光などの目的で、注目を集めたいイベントの需要があります。
世界的にはほとんど無名の都市でも、ミスコンテストなど国際的なイベントと称する催しがどんどん開かれているのが、今の中国です。
これは、ミス・インターナショナル中国大会。
国際的ミスコンテストと言うからには、各国代表がいて、日本代表がいるミスコンテストも少なく無いはず。
しかし、日本で選考会が行われているという話は、ほとんど聞きません。
実のところ、これらもミスコンテストでは海外代表は、その国にいる在外中国人、または中国国内にいる外国人が、代表として出場していることが多いと言われています。
それはインチキではないか、と思ってしまうかもしれません。
しかし、中国は多民族を国内に内包する国家であり、また何千年も前から外国に中国人が住んでいて、その人たちは華僑と呼ばれています。
中国国内にいる人は皆中国人であり、さらに中国人は世界中にいるのです。
中国人にとって人種だの国籍だのという感覚は、日本人とは違うのかもしれません。
こちらは、ミスインターナショナル日本、2017年度3位の文室理恵さん。
母親は中国の回族の方で、小学校は中国で過ごし、当時は中国傳媒大学(北京)の学生。
中国語・日本語ともにネイティブレベルとか。
ミスミャンマー代表が涙で訴えたのは、ミスグランドインターナショナル・コンテスト
ミャンマー情勢が連日のように伝えられています。
軍によるクーデターの下、反対派の国民に容赦のない暴力を振るい、多数の死傷者が出ているとか。さらに隣国タイに逃げ込んだ少数民族の難民が出ているなど、今の時点で、情勢のゆくえはわかりません。
そんな中、世界的ミスコンテストに出場中のミャンマー代表のハン・レイさんが、「自分の国が大変なことになっている。自分はここでこんなことをしていていいのか。」と、涙ながらに世界に支援を訴えたことも、大きなニュースになりました。
この記事では、そのミスコンテストについて書いてみたいと思います。
このミスコンテストは、ミスグランドインターナショナル。
このURLがそれです。
ミスグランドインターナショナルは、比較的歴史の新しいミスコンテストですが、急速に規模を拡大しています。
もともと、タイでミスワールドなどを主催していた、Nawat Itsaragrisilさんが中心となって立ち上げたもの。
この方がNawat Itsaragrisil さん。 ナワット・イタラグリシルと発音するようです。
もともと、ミスワールド・タイ大会などのプロデューサーをしていた方のようですが、ミスワールドの仕事を降りた翌年、2013年にミスグランドインターナショナルのメインプロデューサーとして、この大会を始めました。
なので第1回目からまだ10年経っていないのです。
最初は、参加者も参加国も少なかったようですが、今では、アメリカやヨーロッパからも代表が来るようになり、堂々たる世界的ミスコンテストに成長しています。
開催地も、バンコクばかりだったのが、ラスベガスやベネズエラのカラカスなどでも、開催しています。
なお、参加条件に「生まれながらの女性であること」という項目が入っているのは、タイらしいというか、今の時代ならではでしょうか。
今年、2021年度の開催地はバンコクで。
いわば、タイ発祥の世界的ミスコンテスということで、タイの観光業界も応援しているようです。
それぞれの国ではミスグランドとだけ呼ばれ、国ごとに代表選出大会を開催し、世界大会では語尾にインターナショナルとつく大会となります。
今年の日本代表は、佐治瑠璃さん。
大学生で、実家は1300年続く神社とかで、将来は宮司になりたいとのこと。
佐治瑠璃さん。動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=iVo52TajCMo
ちょっとうがった見方ですが、ミスアースというコンテストがあり、日本からも代表が送られています。
実はこれ、フィリピン発祥のミスコンテスト。予想外と言っては悪いかもしれませんが、かなり大規模なミスコンテストで、世界的なイベントに、急速に成長しました。
今は参加国数もミスユニバースやミスワールドをしのぎ、世界4大ミスコンテストと称しても違和感がありません。
東南アジア諸国は国ごとに張り合う風潮があります。
フィリピンでそれだけのものが出来たのなら、わがタイでも、という対抗意識がこのミスグランドインターナショナル・コンテストを育てたのかもしれません。
となれば、同じようにミスコンテストの盛んなベトナムやカンボジアからも、新しいミスコンテストが始まるかもしれませんね。
ミスアースコンテスト
ミャンマー代表のハン・レイさんが、笑顔しか見せないように、早くなることを願っています。
映画「ミスフランスになりたい」は、★5つの映画と思います。
現在、上映中の映画「ミスフランスになりたい」。ひょっとしたら来年のアメリカ・アカデミー賞を獲るんじゃないかと思うくらい、素晴らしい映画でした。
※ 上のタイトルをクリックしてください。
映画はフランスの作品。性同一性障害の男性が女性としてミスフランスに出場するというものです。
主人公のアレックスは、子供の頃から自分は女性と感じている性同一性障害の男性。男らしさを見せようとボクシングをやっているが、闘争心が無くボクサーとして成功しない。
そんなアレックスは、かねてから憧れていたミスフランスに、男性であることを隠して女性として出場することを決心する、というストーリーです。
ストーリーは無駄がなくテンポよく進みます。
さらに主演のアレクサンドル・ヴェテールの演技が上手い。男性でありながら女性の心を持つ主人公の役を、見事に演じている。女らしいのですが、それでも男性であることがわかる演技です。
アレクサンドラという女性に化けていますが、本当は男性なので、なかなかうまく事が運びません。
たとえば、ミスたちが揃っているところに痴漢男が現れると、他のミスたちは「キャー」と悲鳴を上げて逃げるのですが、アレックスはキョトンとして立っている。
他のミスたちとのガールズトークにも入っていけず、孤立してしまう。
やがて、ホテルで同室だった一人のファイナリストに男性であることを見抜かれてしまいます。
しかし彼女は「一緒にかんばろうね」と言っただけで、それを秘密にしてくれます。
彼女にバレたことで、逆に気が楽になったアレックスは、本来の自分らしさを出せるようになります。ガールズトークにも入っていけるようになり、皆と仲良くなっていきます。
ミスフランスのイベントは、映画の中では舞台装置か大道具の扱いで、むしろミスコンテストそのものは好意的に描かれています。
ファイナリストたちは、皆フレンドリーで感じのいい女性たちばかり。主人公を奇人変人扱いしていた(本当は男性なので当然ですが。)事務局長の女性も、最後には主人公に理解を示すようになります。
ユーモラスな演出もあり、「今年のテーマはエコです!」と言われ、ミスたちはゴミ処理場でポーズを取らされたり。
映画のテーマは、マイノリティが「自分らしく生きていく」こと。
主人公を取り巻く人たちも、フランスに住む外国人や宗教的マイノリティたちで、彼ら彼女らの存在についても描かれていきます。
ミスコンテストに興味がある人も、そうでない人も、見て損しない映画です。おススメですよ。
アジア系やアフリカ系が活躍しはじめた世界のミスコンテスト
Miss Grand International, MGIというミスコンテストが、ベネズエラで開催されました。
2019年度ですが、この年度はベネズエラ代表が選ばれました。
このミスコンテスト、アジア系や黒人などが目につきます。
その理由は、このMiss Grand International, MGIというミスコンテストは、始まったのが2013年と比較的新しく、しかも主催したのはタイ人です。
第一回もタイで開催されました。
この人が主催者。Nawat Itsaragrisilさん。
タイでは人気の司会者だとか。
日本からも代表を送っています。
湊谷亜斗林さん。2019年度日本代表。青森の出身だそうです。
このミスコンテストは、タイで設立されたせいではないでしょうが、やはりアジア系やアフリカ系の皆さんが多数出場しています。
グローバルのミスコンテストは、これまで白人の出場者が多く、優勝や上位入賞者は香白人が当たり前で、日本人がいい成績を残すと、それがニュースになるほどでした。
アジアやその他の地域からミスコンテストがはじまると、アジア系やアフリカ系の美女たちが活躍するのも珍しいことではなくなるでしょうね。
ちなみに上の写真は、インドネシア代表。かつてイスラム国であるインドネシアで、ミスコンテストに出場した女性が、逮捕された例がありました。
何の罪なのか知りませんが。それから考えると、時代は変わりました。
それからちょっと変わった、このMiss Grand International, MGIの出場条件。
「生まれながらの女性であること」
ニューハーフや性転換が普通に行われているタイ発祥らしい条件でしょうか。
ちなみにこの方はタイの男性です。
イスラム教徒のミスコンテスト
この新型コロナ流行の2021年。ミスコンテストも大きな影響を受けています。
規模縮小やオンライン化。どうやら今年は中止というミスコンテストもあるようです。
これは日本のみならず、世界的にそのようです。
そして私たち、日本ミスコンテスト協会が主催するミスコンテストも、重大な影響を受けてしまっています。
こんな時だからこそ、開催されるミスコンテストを紹介します。
アメリカの Miss Muslimah USA
アメリカで開催された、イスラム教徒のミスコンテストです。
日本語でミス・ムスリマと読みます。
イスラム教徒をムスリムと呼ぶことはご存じの方も多いでしょう。このムスリムというのは男性形の発音で、女性形はムスリマと発音します。
こんな感じで開催されています。
開催は2016年からとのことです。
当然のように、水着審査なんかはありません。
さらに服もかなり面積が大きく、肌を覆っている感じです。セクシーさとはほど遠い。
皆さん頭にヴェールのようなものをかぶっています。
これはイスラムでは、女性は髪を他人に見せてはならないという教義があり、大人の女性はほとんどかぶっています。
呼び方は、この写真のように髪だけ隠すのをヒジャブ、髪から体を含めて覆うものをチャドル、アラビアの写真などでよく見かける、目だけだしたり、顔全体を隠す黒いヴェールをブルカと呼びます。
イスラム女性がこのヴェールをつけないのは、いわばパンツをはかないのと同じだと言っていたイスラム女性がいました。
ただし、この写真にはいませんが、被らない人もいます。
ちなみにこの方が主催者。やはり女性です。
しかし、ムスリマ女性といえども女なのです。美しくありたいと思うのは世界共通。宗教の違いなどありません。
これは、イスラム女性のためのアクセサリーの広告写真。
なかなかセンスがいいですね。
かなり以前になりますが、日本で開催されたあるミスコンテストにパキスタン代表として出場した女性がいましたが、パキスタン政府から「我が国ではミスコンテストは開催されていない。その女性は代表ではない。」と強く抗議され、代表を辞退させられた例がありました。
その人は、どうやって選ばれたのでしょうかね。
また、別のミスコンテスト世界大会にインドネシア代表が参加し、これも物議をかもしました。
インドネシアは世界一イスラム教徒の多い国です。
ちなみにその女性は、中国系のインドネシア人でムスリマではなかったとのこと。
宗教の違いについて、ここでは言わないことにしましょう。
しかし、世界のすべての女性が、その美しさで輝けることを祈りたいです。
ムスリマの美しい方々の姿を動画で張り付けておきます。
トランプ元アメリカ大統領とミスユニバース
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領。
落選ということで落ち着きましたが、今はフロリダの別荘(自宅?)で、とりあえず休養ということのようです。
近況の写真。
左側が息子さんのバロン君。大きくなりましたね。
ところで、ドナルド・トランプ米大統領とミスコンテストについて。
トランプ大統領が、大統領に当選した直後まで、ミスユニバースの主催者だったことは、意外に知られていないようです。
これは、大統領になる直前に、ミスユニバースの最終選考での写真。実はこの頃は、ほとんど司会者か、優勝者のプレゼンターとして自らテレビに出ていました。
大統領に当選してから、多忙をきわめてミスコンテストにかかわっていけなくなったようで、ミスユニバース機構の運営から手をひきました。
また、国際的なミスコンテストなので、一国の大統領がかかわるのはちょっと、という考えもあったかもしれません。
以下、ありし日の動画です。
Donald Trump Calls for Co-Winners After Miss Universe Disaster
これをご覧になるとわかると思いますが、トランプさん自身は動画になっていません。
トランプさんは、TVプロデューサーもしていて、ミスコンテスト以外にプロレスの興行もやっていました。
実業家ということで、著作権の管理にはうるさいようです。
Twitter以外では、なかなか動画を見ることは出来ないのです。
なので、以下は写真で。
上の写真のように、自らプロデューサーとしてイベントや番組を仕切っていました。
現在、トランプさんは大統領選挙運動として、しきりに大規模な集会を開いていますが、この経験が生きているのでしょう。
現在、ミスユニバース機構は、IMG(International Management Group)という会社の傘下のあります。
ここは、アメリカでも屈指のイベント・プロモーション会社で、ゴルフの松山英樹や、フィギアスケートの浅田真央の海外マネジメントもしています。
しかし、ミスユニバース世界大会自体は今年は中止になっていますし、この会社も収益の見込めるスポーツイベントなどに力を入れていて、比較的小さいイベントであるミスコンテストは後回しにしている印象も。
もし、大統領を退くことになれば、またミスユニバースに復帰するのでしょうか。
そうすればまた大会を仕切って、盛り上げてくれるかもしれませんね。
美女に囲まれてゴキゲンのトランプさん。
ミスアメリカは今年は開催されます。
ミスアメリカコンテストは、今年は開催されるようです。
昨年は中止になっていた、ミスアメリカコンテストですが、今年は新型コロナ対策を施したうえで開催となるようですね。
3月27日、ラスベガスで開催です。対策を施したとはいえ、盛大なものになるといいですね。
中止になっていたので、2019年のミスアメリカが2020年度も引き続きミスの任務を行っていたとのことです。もっともこの新型コロナ禍のもとでは、出来ることなどあまり無かったと推察できますが。
2019年、2020年のミスアメリカはこの方。
camille schrierさん。
2年もミスをやるなど、そうそうある経験ではないので、いいことだったと思いたいです、まあ本人も、そんなふうにポジティブに考えていることでしょう。
これに関して、話題を1つ。
今回のミスアメリカにトランスジェンダーの女性が参加を申し込んでしましたが、却下されたため裁判になっていました。
その判決が出たようです。上告するのかどうかはわかりませんが、いずれにしても今年のコンテストにはもう間に合いそうもありません。
この方です。名前はAnita Noelle Greenさん。
美しい方ですが男性です。心は女性というトランスジェンダーで、ミスアメリカに出たいとして裁判に至っていました。
判決理由は、このミスアメリカコンテストは公的なものではなく、あくまで民間の任意団体が主催したもの。
誰を出場させるかは、コンテスト主催者の判断に委ねられ、それは違法とはいえない、というものでした。
いわば、裁判所としては判断を控えたということでしょうか。
今は外科の技術も進歩していて、かつてのトランスジェンダーと比較するのも難しいところです。
ミスコンテストとしては、困難な判断を求められる時代になりました。